一般的に写真に写るようなシミは、しみ抜きだけではほとんど落ちず、
しみ抜き後の地直し作業が必要となることが多いです。
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衿汚れと、肩近くにシミが付いています。 | 単なる汚れも、ほっておくと汚れ焼けを起こし,変色の原因になります。 |
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血のしみ抜き例です。 | 血液、尿、乳など蛋白質を多く含むものに、熱を与えると落ちなくなります。 |
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血のしみ抜き例です。 | いじらなければ、こんなによく落ちます。 |
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帯全体にカビが出ています。カビの進行度合いも進んでおり、変色が始まってしまいました。カビ落としをした後に一粒づつ染料で変色部分に色を入れてお直ししました(地直し)。 | 大変手間と時間の掛かる仕事です。こうなる前に、お手入れをしてください。 |
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汗じみをほっておいたために、地色が変色してしまいました。こうなっては洗っても落ちません。抜いて染料にて色入れ(地直し)を致しました。 | 汗じみは、変色を早めます。早いうちにお手入れをするようにしましょう。 |
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上前にコーヒーをこぼされたようです。 時間が経っていたために、コーヒーの茶色が落ちきれず残りましたが、何とか抜いて地直しをし、解らなくなりました。 |
コーヒー・お茶・ワインなどを付けられた時は、色が染まりやすいので、手を加えずに急ぎ、専門店にお持ちください。 |
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食べこぼしのシミが、時間の経過により黄変したもの。こうなってしまうと洗っても落ちません。黄変部分を抜いたのち、元の地色を染め込んでお直しします(しみ抜き.地直し)。 | おしまいになる時、良く見てからしまってください。 |
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ヘヤーカラー(髪染め)が付いたそうです。落ちにくく、とても難しい仕事です。 | 髪染め液は、絹にとって天敵。抜けにくく、物によっては穴が開く場合があります。 |
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画像では見えにくいですが、胸に母乳のシミが付いています。乳のシミとしては小さい方です。 | お母様とっては大変かもしれませんが、想像以上に乳が出ることがあります。御召しになる前に対策を考えましょう。 | |
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加工途上、糸印部分に誤って染料をたらしてしまった状態です。。 | 染料部分を白く抜き、地色と同じように直しました。これが本当の地直し作業です。 |
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汗によって、黒色が変色してしまいました。汗洗いをしたのちに、地直しをしてお直ししました。 | シミの場所、大きさによっては、紋がそばにあるため、汗洗いの時に紋に水が行き、紋が泣いてしまうため、再度紋書きをしなくてはなりません。黒色の地直しは意外と難しい仕事です。 |
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小紋柄にシミがつき黄変したものです。黄変を抜くと小紋柄も抜けてしまうことから改めて柄を書き足してお直しします。 | 一見、簡単そうに見えますが、筆で書くのは大変手間と技術のいる仕事です。 |
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シミが古くなり、変色しています。変色部分を抜いたのち、染料で地色と同じ色を作り、色を入れてお直し致しました。 | シミが古いため、生地弱りが進んでおり、穴が空きそうで大変手間と時間が掛かりました。こうなる前に、お手入れをしてください。 |
下の商品は、刺繍の糸をほつれないように裏から糊をぬるのですが、その糊の影響で、生地の腐食が始まり黄変したものです。一部、穴が開いていました。 | ||
(施工前) | (施工後) | |
黄変部分は、生地が腐り抜け落ちる寸前です。 | 刺繍を解き、裏打ちをした後に柄足しをしました。 |
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こちらの黄変は、上記ほどではなかったので、刺繍を解いたのち、黄変抜き地直しを致しました。 | その後、どちらも新しく刺繍を入れ直しました。 | |
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ちょっと解りにくいのですが、白地の帯がだいぶ汚くなり、シミもたくさんあることから、何とかならないかと御相談があり染め直してみました。綴れ帯を染めるのは大変難しい仕事です。 | |||||
全体 | タイコ部分 | ||||
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前柄部分 | |||||
(施工前) | (施工後) |
付け下げ 派手になってしまったので、お客様ご指定の色に染め替えました。友禅部分は、お客様のご希望通りに淡い感じに仕上げをしました。柄をよけた染め替えもできます。 |
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(施工前) |
(施工後) |
小紋 このお着物も、派手になったので地味にしたものです。 |
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(施工前) |
(施工後) |
小紋 このお着物も、派手から地味にしたものですが、松の柄色が黒と濃い赤色のため、一度色抜きをした後に、色掛けをしました。 |
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(施工前) | (施工後) | ||||
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時の経過により、こんなにひどい色焼けが生じてしまいました。 | ||
(施工前) | (施工後) |
お客様が虫干しをしたさいに、陽が当たっていたのに気づかずにいたため、大変な色焼けになってしまったものです。 | ||
(施工前) | (施工後) |
古い商品の色揚げをした所、衿部分を染め間違えてしまったので、色刷き(ハキ)をして直したところです。 | ||
(施工前) | (施工後) | |
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若い頃、嫁がれた時にお母様から持たされた留袖が派手になってしまったので、梅の柄の赤色部分を少し地味にしたものです。また、当店では右から左の様に、派手にすることも可能です。 | ||
このお品物も同様で、若い頃お使いになられた帯が派手になってしまったので、刺繍部分を切り取り、新しい帯地に貼り付け(アップリケ)をしてみました。赤地の帯から濃紺の帯地に。 | ||
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左の写真の青い矢印部分の刺繍が、ほつれています。右図は、直した写真です。 | ||
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お婆様の無地の着物を捨ててしまうのはもったいないので、何とかならないものかとご相談を受け、お孫さんのお着物に作り変えることになりました。なるべくお金を掛けたくないとのご要望でしたので、ミシン刺繍にて柄付けを考えました。 | |||
お子様用にするには袖丈が短いため、身頃から袖を取り、袖を身頃に廻して柄付けをしました。 | |||
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